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インターンシップ前編:IT企業人事部×SE教育担当の本音

JBグループでは、採用活動の一環としてインターンシップを実施しています。2023年10月には、八重洲事業所でもSI事業部で一週間のインターン生受け入れを行いました。
その時のことを振り返りつつ、採用担当の人事部島田さんと、SI事業部で教育を担当している竹田さんにインタビューをしました。



人事 人財開発 採用G:島田(左)、SI事業部 企画協業推進:竹田(右)

■ まず、お二人の自己紹介からお願いします。

人事 人財開発 採用Gの島田です。新卒・キャリアの採用に関わる業務を担当していて、具体的には選考対応、内定者対応・面談、インターンシップの運営などをしています。


SI事業部 SI企画の竹田です。主にSI事業部に所属している技術者のみなさんの人材開発として、技術者研修をメインに、新人研修、お客様の業務に関する研修などを企画しています。

JBグループはどんな採用活動をしているの?

■ さっそく、人事で行っている採用活動と新人教育は、どのようなものがありますか?

島田:まずは採用活動からご説明しますと、会社説明、1Dayインターンシップを定期的に開催しており、秋に実施した長期インターンシップや、学校に訪問しての説明会、依頼があった学校に対しては会社に来ていただいてオフィスツアーなども実施しています。
教育としては、全職種を対象としたビジネスマナーなどの社会人基礎研修、IT基礎知識、職種ごとにOJTを含めた基礎スキルの習得・提案演習やプレゼンテーション演習等を実施しています。
人事の教育期間や内容は年度毎に改善を繰り返しておりますが、1年目はOJTをベースとした人事教育と現場教育を掛け合わせた期間としています。

入社後ってどんな研修があるの?

■ SI事業部では、入社後にどのような教育を実施していますか?

竹田:SI事業部はお客様に利用いただくシステムを開発しています。JBCCが注力している「超高速開発」の教育として、ローコード開発ツール「GeneXus」を利用した「JBアジャイル」研修を行います。まずは一人前のプログラマーになることが第一歩の目標です。将来的には、お客様とどのようなシステムを開発するかを打合せしたり、プロジェクトをマネジメントしていくための基礎知識として、業務研修等を行ったりします。新人の期間だけではなく、ずっと何かを学び続ける必要がある業種ですね。
人によってキャリアプランは異なりますが、一般的に多いケースとしては入社後3年間を目安に 1)プログラマーになる 2)システムの設計ができるようになる ことが目標になります。そのためには画面のデザイン、業務知識、お客様との会話の仕方など、幅広いスキルが必要になります。

■ 最近は特にUX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験)にも力を入れていますよね?

竹田:そうですね。やはりお客様の求めるものは刻刻と変わるので、それに合わせて必要なものを社員が学べるように、新しい研修や資格奨励制度などを企画しています。
また、「技術でトップクラスになる」という目標があるので、それに向けてどのようなステップを踏んでいくかですね。
そのためにも、SE一人一人に何か一つ「これなら私に聞いて!」と自信を持ってほしいです。特定の業種や業務知識についても強みになりますね。
またお客様と伴走できるSEとして、コミュニケーション能力や、お客様に納得していただける業務改善を提案できるスキルも重要だと考えています。そのためにどのような教育が必要なのか、企画として考えていかなくてはならないです。

インターンシップって何をするの?目的は?

まずは八重洲のオフィスツアーから始まりました

■ SI事業部では、10月に1週間のインターン生の受け入れを行いました。人事として、インターン生の受け入れはどのような目的で実施していますか?

島田:まずは、早期から就職活動を実施している優秀な学生の方にJBグループを知ってもらう事。そして1Dayインターンシップよりも密度の濃い体験をする事で、JBグループをよく知った上で選考に参加しようと思っていただく事を目的にしています。
また、1週間の間に様々な現場の社員と関わることが出来るので、学生の方も現場側も実際に働き始めたときにギャップが生じないよう、お互いを知る機会になればと思っています。

■ 学生の頃は、会社の人事部の方って「私たちを選ぶ人」というイメージが強かったのですが、インターンシップに関わってみるとむしろ「ちゃんとJBグループの魅力を伝えなくては!ここで働きたいなと思ってもらわなくては!」と、こちらから伝えることの重要性に気づきました。ただ、いいところだけではなく、これから改善していかなくてはいけないところもちゃんと伝えておかないと、入社後のギャップは避けられないですよね。そういった「マイナス面をどう伝えるか」という事も、人事としては気にされていますか?

島田:そうですね。やはり、何回も説明会に参加していただくよりも、今回のインターンシップのように実際に働く現場を見ていただくことで、様々な部分が伝わるのではないかと思います。

■ 竹田さんは、SI事業部 教育担当の立場として、今回のインターンシップはどのような思いで実施されましたか?

竹田:SI事業部としては人事の方が「この人に会いたい」と思った方を受入れることになるので、そのバトンを引き継いで、リアルな働き方を知ってもらいたいと思いました。
JBCC全体としてどんな人たちがいるのか、どんな働き方があるのか、実際に出社した時に感じる空気感などですね。オフィスに一歩入ることで、受け取ってもらえる情報量は一気に増えると思います。
また、SEの仕事に対して抱いているイメージと実際のシステム開発にはギャップがあると思います。華々しい大きなシステムも、一つ一つの設計・開発作業の上に成り立っているという、そのリアルの部分を知ってもらいたいです。
大変だったり苦しんだ後の達成感など、仕事での「楽しい」と思う瞬間を感じてもらいたいですね。

■ 実際にインターンシップを実施して、どうでしたか?

島田:理想的なインターンシップだったなと思います。
ランチ会など様々な年代の社員と会話をしたり、部門会議に参加したり、講義形式で学ぶ機会もあり、バランスよく盛りだくさんの内容でした。
何よりも「リアル」という部分が学生の方にも刺さっていましたね。エントリーしてもらいたいからとおもてなしをしても、結局入った後はおもてなしではなくなってしまう。
良い面だけではなく、改善していかなくてはならない面も共有したことで、信頼関係が築け、入社後のギャップを抑えるという目標が達成できました。

竹田:一言でいうと「やってよかった、またやりたい」ですね。学生の皆さんも前向きで真摯で、私のほうこそ一緒に働きたいなと思いました。いい刺激ももらったし、こんなことを考えている人が今後のJBグループだったり、ひいては社会を作っていくんだなと感じて、私自身も楽しかったです。
入社した後の新入社員の研修の企画は毎年しているけれど、入社前の方にはなかなか会えないので、自分自身の仕事にも色々な気づきがありました。

今後の採用活動は?

■ JBグループとして、今後どのような採用活動を予定していますか?

島田:選考の早期化がどんどん進んでいて、1月からは本選考の案内が始まります。夏に開催したものとは別バージョンの、冬季1Dayインターンシップの開催と、採用HPのコンテンツの充実を予定しています。
JBグループに新たに興味を持っていただくための活動を継続していきます。

こんな人と一緒に働きたい!

■ 最後に、どのような方と、JBグループで一緒に働きたいと思いますか?

島田:気持ちの良いコミュニケーションが取れる方、チャレンジ精神を持っている方に、JBグループに来ていただきたいなと思います。
仕事は一人で解決できることではなく、お客様をはじめ社内でも営業や他部門のSE等いろいろな方との関わりがありますので、互いに信頼関係を築くことが大切だと思います。
また、自分自身がJBグループで働いていて感じることですが、面談などでも上司から「何がやりたい?」と聞かれることが多いです。本人のやりたいことを聞いたうえで今後のキャリアパスを一緒に考えてくれる社風があるので、いろんなことにチャレンジしたい方が入社されると、活躍の場が広がるのではないかなと思います。

竹田:私は「自分が持っているものをフル活用して成長したい」と思っている方ですね。
私自身入社31年経っても、まだまだ勉強しなくちゃいけない・成長したいと思うし、一生勉強は続くと思います。なので、常に新しいことが出来るようになりたいという熱意を持っている方と一緒に働きたいです。


島田さん、竹田さん、お時間ありがとうございました。採用担当、教育担当のリアルな声は、きっと将来の仕事を考えている方の参考になると思います。
実際にどのようなインターンを行ったのか、また実際に参加された方の感想は、第二弾にて公開します。



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