チャレンジする私たちのいつもそばに~中期経営計画「CHALLENGE 2026 ハンドブック」ができるまで~
JBCCグループは、今年度、新たな中期経営計画「CHALLENGE 2026」をスタートしました。3か年の計画のテーマは「チャレンジ」です。私たちのグループで働く約2,000名の社員一人ひとりが、この計画を自分事としてとらえてもらえるよう取り組んだ、「ハンドブック」制作の裏側をご紹介します。
自分事として考えてもらえる1冊を作ろう!
新年度のスタートにあたる4月、会社の目指す方向性を共有するため、グループキックオフイベントを開催しました。グループ全体のおよそ半数にあたる1,000名以上の社員が会場に集い、グループ一丸となってチャレンジしていくことを共有しました。このイベントでの熱量や私たちの挑戦への決意を、点ではなく線でつないでいきたい。会社の方針や方向性をもっと自分事として考えてもらいたい。その想いを込めて、全社員に配布する「ハンドブック」制作をスタートさせました。
▼グループキックオフイベントの模様は、noteで紹介しています
制作にあたって、自分事としてとらえてもらえるものにするために、大きく3つのコンセプトを掲げました。
・ 会社の方向性がわかる
・ 自分の仕事・活動にいかせる
・ 自分のチャレンジを考える
この3つを軸にまずは全体の印象を大きく左右する、表紙デザインを決めていくことから始めました。
デザインの決め手となった、新たなロゴカラー
当社は4月より、認知の拡大とさらなる成長を目指して、グループ名の変更に伴い、ロゴの色を一新しました。新しく企業ロゴに採用した赤はこれまでより明るく、躍動感と新しい未来に挑戦する企業姿勢を表すものです。私たちが新しい未来に挑戦するうえでふさわしい、この赤をデザインのベースに決め、あらゆる角度から配置やデザイン、文字の太さや書体に至るまで、何度も検討を重ねていきました。
紙の厚さや質感にもこだわって、紙質の異なる試作品を作り、サイズは大きさを確かめながら手に取りやすく、コンパクトなB6サイズにしました。
次に、ページを組み立てていく台割をどうするか。台割は全体のページ数や構成を設計していく重要なプロセスです。
紙媒体の制作にかかわったことのある方はおわかりと思いますが、Webと違い、ハンドブックのような冊子の場合、4の倍数のページ数で作るのが基本。3つのコンセプトを軸に、当初は40ページ程を想定していましたが、いつでも持ち歩ける1冊の中にぎゅっとまとめて伝えられるのがハンドブックの良さ。ホームページや社内の掲示板などで公開している資料も含めて情報を集約し、ストーリーを考えながら、より見やすく、わかりやすく、80ページの台割に決めていきました。
身近に感じてもらうために工夫したこと
・会社の方向性がわかる!漫画
アイディアの1つとして取り入れたのが「漫画」です。なぜ中期経営計画で目標を立ててるのか。そこにはどういう意味があるのか。それを実現すると会社がどうなっていくのか。そのためにどういうマインドが大切なのか。会社の方向性を文章で説明するよりも、漫画なら、よりわかりやすく伝わるのではないかと考えたからです。
漫画は、飽きずに読みきれる8~10頁くらいを想定し、当社で働く先輩・若手社員3名の登場人物がそれぞれの立場で、自分たちの業務と中期経営計画がどうつながっているのか、シナリオを検討していきました。登場人物の性格や服装、キャラクター設定にもこだわり、会話の場面には、実際のオフィス内にあるカフェを描いてもらうなど、より身近なシーンを取り入れてもらえるよう、工夫しました。まさにJBCCグループのオリジナルストーリーです。
実際に考えた3名の人物像
高橋 博(41) 指南役:先輩社員
面白い、フレンドリー。内に熱い想いがある、人情に厚い、親身になってくれる(イメージ:大泉洋さん)
坂口 ひかり(28) 聴き手:営業部所属若手社員
ハキハキとして明るく、活発、元気、しっかりしている、指南役にもツッコミを入れてくれる、後輩の男性社員にも明るくはっきり言える(イメージ:永野芽郁さん)
宮原 健太(26) 聴き手:システム開発部所属若手社員
実直、朴徳(口数少ない、嘘がない)、真面目、人の意見を素直に聞き入れられる、芯がある(イメージ:藤井聡太さん)
こうして完成させた漫画のストーリーは、新しい中期経営計画の基本方針や注力するビジネス目標などの詳細なページの前に組み込みでいきました。
・自分の目標を書き込める!私のチャレンジ
もう1つ、紙ならではのアイディアとして、3か年の目標が書き込める、私のチャレンジページを作りました。1年毎に自分の立てた目標や進捗をいつでも確認できるよう、左ページは自由に書き込める方眼ノートに、右ページは年度毎のカレンダーを添えました。
さらにつなげていけるよう、私のチャレンジページに書き込んでもらった目標は社内で募集し、年2回発行する社内報の表紙で、挑戦の言葉をつなぎ合わせて紹介する企画も考えています。
最後に
こうして1つの形として完成し、全社員に中期経営計画「CHALLENGE 2026 ハンドブック」を届けることができました。みなさんからも、「いいね!」や「3年間、擦り切れるまで持ち歩きます」という嬉しいお言葉も!作って終わりではなく、このハンドブックをチャレンジする私たちのいつもそばに置き、仲間同士助け合いながら、会社の成長につなげていけるよう、挑み続けます。